病院ホームページ制作

メニュー

はじめてのアクセス解析・病院ホームページ

92 views
約 1 分

はじめてアクセス解析をするときには理解しにくい点が多いと思います。できるだけ病院経営とマーケティングに結びつけながら分かり易く記述してみます。

病院ホームページの運営とアクセス解析の必要性については「患者獲得を強化」でご理解いただけたとおもいます。それでは具体的に初めての方がアクセス解析をするときのポイントを記載します。

通常はここで直ぐにアクセス解析のグラフやデータの読み方を説明しますが、はじめての方が病院ホームページのアクセス解析を理解しやすくするために下記の流れに沿って説明します。

  1. 1. 経営戦略から広報・PRの課題を抽出
  2. 2. 広報戦略の対象は患者だけではない
  3. 3. ホームページ施策のためのホームページ解析
  4. 4. アクセス解析の基本的な見方
  5. 5. 報告方法と啓蒙

1 経営戦略とその広報・PRについての課題を抽出

広報・PRは経営戦略に従って展開されるべきですが、現実はその都度指示を受けてホームページの作業をしているケースが多く見受けられます。いきなりアクセス解析をするように言われて戸惑っているご担当者もいます。

受け身にならないためには、経営戦略を理解してどのようにホームページ運用に落とし込んでいくかを考える作業が必要です。従っていきなりアクセス解析をする前によく周辺環境(周辺医療機関の動静や患者の考え方)を把握する、広聴で集めた情報を分析するなどが基本です。
特に新しい病棟の設置、専門外来の設置や設備の充実などが予定されているようであれば、周辺医療機関との競合状況を分析することが必要です。

このようにして、現状の課題のなかからキーワードやテーマなどホームページ(マーケティング)に関する部分をピックアップします。さらに現状のホームページのアクセス数からKPI(Key Performance Indicator)でゴールを設定し、報告の際に参照します。

診療科の説明を周辺の医療機関や厚生労働省の説明をそのままコピーしているホームページがありますが、可能な限り同じ記事は避けることをお勧めします。同じ説明は自院の独自性がそがれるだけでなく、Google(検索サイト)の評価も決して高くはありません。

2 広報戦略・PRの対象は患者のみか

良い情報とは患者など対象となる受け手の身になって発信しないと、経営者の想いを伝えることに視点がいってしまい読んでもらえる機会を失うことがあります。同じ医療の記事でも患者と医療関係者では理解の仕方や関心の対象が異なるので、各々合わせて対象となる人たちに合わせた記事が必要です。(ペイシェント・ジャーニーを参照)

近年の病院ホームページは患者だけでなく、住民、周辺医療関係者、看護師、医師などステークホルダーに向けて発信する必要があります。これらの課題は前記の課題から抽出されてくるはずです。
例えば地域連携室の対象は患者直接と医療関係者向けの情報がありますのでそれぞれに発信することが必要です。

3 ホームページ施策のためのホームページ解析

ホームページ施策とは、対象となる人々にどのように情報を届けるかの方法を確定することです。即ち自院の対象(2を参照)となる人が閲覧し行動の変容を促す仕組みを考えます。その仕組みを検討する上で下記のポイント(接点)について把握または検討することが必要です。この流れはGoogoe アナリティクスと概ね同じです。

  1. 環境分析から競合状態や患者の考え方把握(インターネット上での情報収集と分析)
  2. 閲覧者の関心や興味の喚起(検索対策などでオンライン上の認知を高める)
  3. 情報収集している方を対象に発信する内容(情報の比較に対応する病院情報で差別化)
  4. 最後に迷っている人に決定を促す情報発信(決断と選定における仕組み)
  5. 患者満足(患者満足度の分析とフィードバック)


●分析情報を経営者にフィードバックし、情報の構成やキーワードの落とし込みを図る
●どれくらい関心を持ってもらっているかということは、上記のキーワードからわかるので検索 閲覧者の地域、関心の度合い、患者またはそれ以外などの属性を知ることで対応を決定できます。
●患者を診療予約や問い合わせに誘導しているかを測ることで比較される情報が機能しているかがわかります。
●手術実績などを見てもまだ不安に感じている患者向けに、背中を押すような仕組み、または情報を検討することが必要です。

4 アクセス解析の基本的な見方

アクセス解析の行程は漏斗(じょうご)をイメージしていただき、3の現状分析から決定までの流れを重ねるとイメージはできます。

Marketing Funnel
Marketing Funnel

患者が最初に到達するホームページから、情報の提供がはじまります。その様子は下記のようになります。アクセス数は漏斗(じょうご)のように最初は多く、途中離脱する閲覧者の分は少なくなってまいります。最後まで到達するところが目的になります。

アクセス解析メニュー
アクセス解析メニュー

Googleアクセス解析(以下GA)ではユーザー、集客、行動、コンバージョンとなっております。
その順番で病院ホームページに重要な数値の見方を説明致します。

1 ユーザー(閲覧者)
閲覧者とは患者以外に住民、医療関係者、採用関係、関連企業の担当者がアクセスしていますので、最終的に患者数の推定には別の仕組みが必要です。

実際のデータを下記に表示しました。

閲覧者の属性・地域
閲覧者の属性・地域

アクセス数の概要はユーザー数またはページビューをお使いいただけます。この数値を最大化させることで次の行程、集客が有効に働くことになります。この時点でのホームページの改修や広告はコスト的に効果が出やすいことがあります。

さらに閲覧者の地域属性として市町村まで概ね区別できますので、自院の診療圏と合わせて考えることができます。

2 集客

ここでは主にどのサイト(検索・直接・他サイト・ソーシャルメディア)を経由して到達したかがわかります。交通広告からの集客はここでは判別できませんが、判別する仕組みを用意すれば可能です。

通常は検索からの数値が多い、即ち新患との接点はここで判断ができます。ブックマークしている患者・住民の数ではどれくらい自院が支持されているかがわかります。

3 行動
ここではページビュー数がみれますので、コンテンツ、情報が興味のあるものになっているか、または望んでいたのものかがわかります。さらに関心を持って閲覧されたページは、例えば病院概要なのか診療科目なのかがわかります。ページビューが少なかったり、滞在時間が短い場合には内容について検討が必要です。

4 コンバージョン
コンバージョンはそれぞれ設定する必要があります。コンバージョンはホームページの目的、ゴール設定です。例えば予約ページ、資料請求など任意に決めてそのページへの到達率を計測できます。また少ない場合はどのように増やすか検討することも必要となります。

コンバージョン率と外来患者数、入院患者数との関係を分析すれば患者数の予測にも利用できる可能性があります。

また、歯科クリニックで予約制の場合、ホームページ上から予約をするシステムにすると、よりコンバージョン率が明確に計測できます。

報告方法

報告は最初に設定しましたゴールや目的に沿ったデータをまとめます。

そのなかからデータの大きな変化や推移を探し出して内容を深堀していきます。この過程は現在では分析専用のコンピューターで対応することも可能ですが、500床以下であれば手間がかかりますが表計算ソフトなどで分析することは可能です。

主な項目は下記を参考にして下さい。

  1. 閲覧数、ユーザー数やその推移
  2. 患者・住民が良く閲覧するページ
  3. 患者・住民が関心を持っているページ
  4. 患者がどのように自院のホームページにたどり着いたか
  5. 良く使われるキーワード
  6. 自院の診療圏からのアクセス数
  7. 問合せ数、受診、または患者数との関係

病院ホームページを担当したら」では初めての方向けにホームページ運営全体のことを書いております。

●最後までお読みいただき有難うございました。貴院の病院ホームページがより良くなれば幸いです。

参考:広報の強化 → 「病院の広報室]

About The Author

㈱日本医療ソリューションズnwhpgshop
医療機関のホームページは病院・クリニック情報を発信、そして患者の声を聴く役割もあります。近年はがん情報でも部位別や治療別の情報など多岐にわたっています。このような要望に最新デザインやシステム、さらには適切なコンテンツでご提案しております。

Leave A Reply

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Evernote
Feedly